『国語読解 [完全攻略] 22の鉄則』 特設ページ

ふくしま国語塾の授業で最も頻繁に用いられているテキストです(全校種・全学年)。

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2016/11/10 鉄則20の解説を更新
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~はじめに・おわりに~
 
はじめに――「22の鉄則」で、あなたの今と未来を変えよう!

 学校や塾、あるいは自宅で国語の勉強をしたあと、自分に質問してみてください。
「さて、今の時間、自分はいったい何を身につけたのだろう?」
 数学なら、「三平方の定理を身につけた」「因数分解の方法を身につけた」などと言えますが、国語では「小説を身につけた」「論説文を身につけた」などとは言えません。もちろん、「論説文を"読む力"を身につけた」と表現することはできます。しかし、数学で公式を学んだのと同様の「学んだ実感」がありますか? ありませんね。なぜでしょうか。
 それは、「読む力」などというものがそもそも存在しないからです。私たちは、「読む力」を使って読むのではありません。論理的思考力を使って読むのです。同様に、「書く力」も「話す力」も「聞く力」も、存在しません。私たちは、論理的思考力を使って書き、話し、聞くのです。
 この本は、あなたの論理的思考力を高めるための本です。論理的思考力は、形ある技術・型・方法です。それは、数学の公式のようなものです。この本ではそれを、「鉄則」と名づけています。この本に掲げる「22の鉄則」を使いこなせば、あなたは、国語の勉強をしたあとで「何を身につけたのか」をはっきりと語れるようになります。そういう意識的な勉強の結果として、点数が、偏差値が、上がります。志望校に合格できます。そして、論理的思考力を身につけることの何よりも大きな成果として、あなたの今と未来の日々が、豊かで充実したものへと変わるのです。さあ、第一歩を踏み出しましょう!
 
おわりに――他人任せの読み方を卒業するために

先日、ある塾の若い先生に質問を受けました。
「高校受験では、とにもかくにも短時間で問題を解かなければなりません。ある生徒が、『先生、本文を全部読むなんて無理。傍線部(――部)の前後だけチェックすればいいでしょ?』と質問してきたとき、それを認めざるを得ませんでした。このことについてどう思いますか」
 私は答えました。
「そういう拾い読みによって文章全体の骨組みをしっかりつかむことができる自信があるというのなら、それでもいいと思いますよ。でも、そう簡単にはいかないでしょうね」
 傍線部の前後二、三行だけチェックすれば解けるというのであれば、その設問は質の低い悪問です。その文章を書いた筆者・作者に笑われてしまうような、低俗な問いです。実際、そういう設問もよく目にします。しかし、少し質の高い、本質を突いた出題をする学校になると、そういう解き方ではお手上げになります。 文章全体の骨組みをとらえたとき、初めて正答できる。そういう問いが、良問です。
 傍線部の前後だけを拾い読みするなどという読み方に慣れてしまうのは、危険なのです。
 そもそも、考えてみてください。
 傍線というのは、誰が引いたのでしょうか。出題者ですね。
 理解のために必要な箇所を、出題者が教えてくれているわけです。
 しかし、みなさんが高校に進み、大学へ入り、広い社会へと船出するそのプロセスを先へ進めば進むほど、「傍線を引いてくれる人」はどんどん減っていきます。目の前にある文章を読み解くために、あなた自らが傍線を引き、疑問を持ち、その答えを自ら探し出すことが不可欠になるのです。文章だけではありません。今後遭遇するあらゆる〈現象〉を、あなた自身で「読解」、すなわち「整理して再構築する」ことが、求められてくるわけです。
 あなたはいつまで、出題者に頼った読み方をしますか? いつまで他人任せで文章を読みますか?
 むしろ逆に、「この選択肢はおかしい、正答は一つもないはずだ」「この設問は本質的ではない」「こんなテストはくだらない」と断言できるくらいになりたくありませんか?
 むろん、根拠もなく断言するのでは単なるビッグマウスです。大言壮語には、根拠が必要です。
 幸いなことに、あなたはこの本を手にしています。この本が、力強い根拠になるはずです。
 ただし、一度通読したくらいでは、役に立ちません。この本は、ハンドブックです。いつでもどこでも、持ち歩くことができます。ページが破れるほどに、使いこなしてください。
 そのとき初めて、この本が、あなたの「根拠」となることでしょう。

主 宰 福嶋隆史

  

鉄則リスト(目次)
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全128ページ中28ページを公開!(印刷・編集はできません)

  コンテンツ PDF
1 はじめに 「22の鉄則」で、あなたの今と未来を変えよう! amazonなか見検索参照
2 目次 ―― amazonなか見検索参照
4 解説 国語力とは何か/論理的思考力とは何か amazonなか見検索参照
6 解説  言いかえる力とは/くらべる力とは/たどる力とは 6-78-910-11
12 解説 この本の使い方/ふくしま式を使いこなそう(著書紹介) amazonなか見検索参照
14 鉄則1(心構え) 「型」を武器にせよ。そして、その武器を自ら取り出して使え。 amazonなか見検索参照
18 鉄則2(心構え) 読解とは、他者の言葉を再構成することである。  
22 鉄則3(心構え) 読むときも書くときも、まず「全体」を意識せよ。  
26 鉄則4(心構え) 「分かる」とは、「分ける」ことである。  
30 鉄則5(心構え) 読解には二つある。一、本文の読解。二、設問の読解。  
36 鉄則6 隠された対比関係を見つけ出せ。それが、読解の第一の作業だ。  
42 鉄則7 対比関係二つのポイント。一、バランス。二、観点の統一。  
46 鉄則8 ストーリー全体の「対比的心情変化」を整理せよ。  
52 鉄則9 「ひとことで言うと?」を口ぐせにせよ。 鉄則・問題解説
56 鉄則10 表現に迷ったら、「図形的比喩」で言いかえよ。  
60 鉄則11 「述語」こそが文の意味を支えている。  
64 鉄則12 世の主張という主張は、「逆説」の構造を持っている。  
68 鉄則13 「定義」にマークし、「定義」を使え。 鉄則・問題
72 鉄則14 「も」にマークせよ。それが具体例だ。  
76 鉄則15 「比喩」は〈具体〉である。まず、抽象化せよ。  
80 鉄則16 傍線部がパーツに分けられるなら、パーツごとに言いかえよ。 鉄則・問題1|
86 鉄則17 接続語挿入問題では、前後の文の「述語」をくらべて考えよ。  
92 鉄則18 役立つ接続語は「文頭」よりも「文中」にある。  
96 鉄則19 「直前の理由(イ)」を、常に意識せよ。  
100 鉄則20 最もふさわしい理由をつかむために、「むすんでたどる」。  
104 鉄則21 選択肢は、まず手で隠せ。選択肢は、ワナの集合体だ。  
110 鉄則22 「あなたの考えを」と言われたら、客観性と独自性を両立させよ。  
114 設問分類 参照 試験本番で必ず役立つ! 読解問題の設問パターンとその攻略法 全12ページ公開!!
126 おわりに 他人任せの読み方を卒業するために  
128 奥付 ――  
 
 
この本の特長

~発売前 2014/9/23発行のメルマガより~

  もしかすると、「ふくしま式」のヘビーユーザーの方は、「なんだ、けっこう今まで出てきた技術が載ってるな」などとお思いになるかもしれません。

 むろん、技術それ自体が大きく変化しているわけではありません。
 技術というのは普遍的な存在ですから、当然のことです。

 しかし、その技術を活用する場である「問題」は、すべて新たに作成したものであり、そのことだけでも購入して解く価値があります(一部、他の著書から引用した本文がありますが、設問はすべて異なります)。

 また、これまでの問題集は「問題」が主、「解説」は副でした。
 それを今回は、「問題」が主、「解説」も主──となるように作りました。

 簡単に言えば、これまで出してきたのは問題集、今回出すのは「参考書」ということです。
 一度解いて終わりということなく、座右の書として永く活用することにより、大きな成果が得られることでしょう。

 そして、決定的な違いはここからです。

 それは、「設問パターン分類」と各技術をリンクさせているということです。

 言いかえる設問、10パターン。
 くらべる設問、3パターン。
 たどる設問、3パターン。

 合計、16パターン。

 例を示しましょう。

「──とあるが、これはどういうことを言っているのか」
「この言葉には、なぜ『 』がついているのか」
「──とは、どういうことをたとえているのか」
「──とあるが、それを具体的に述べている部分を30字以内で抜き出せ」
「──を比喩的に言いかえた箇所を抜き出せ」
「筆者がこの文章全体で述べている──の特徴とは、どのようなことか。60字程度で説明せよ」
「国語の授業でこの文章を読んだ後、──というテーマで自分の意見を発表することになった。このときにあなたが話す言葉を、具体的な体験や見聞も含めて200字以内で書きなさい」
「○○の気持ちが変化したのは、△△のことをどのように感じるようになったからか。~感じていたが、~感じるようになったから。という形で、80字以内で説明せよ」
「~と~は、どう違うか。説明せよ」
「──とあるが、このように言えるのはなぜか。最も適切なものを選べ」
「──とあるが、このときの○○の気持ちはどのようなものだと考えられるか」



 こういう、実際に高校入試※において出題された設問を多数選び出し(上記は一部)、それらを16に分類しました(※中学入試・大学入試も含む)。
 そのうえで、「この設問を解くには、○番の鉄則と○番の鉄則を使えばいい」
ということを明示したのが、今回の本なのです。
 再度書きます。


【この設問を解くには、○番の鉄則と○番の鉄則を使えばいい】


 こんなに画期的な本が、過去にあったでしょうか。
 国語といえば、つかみどころのないもの。
 どう解いていいか分からない。
 解いたあと何を学んだのかも分からない。
 ミスした原因がどこにあるのか、分からない。
 正解したけれども、偶然だったような気もする。手ごたえがない。
 それが、国語という教科の残念な「常識」でした。
 その常識を打ち破ったのが、この本なのです。

 設問パターン分類には、12ページを割きました。
 本全体の10分の1近くです。
 しかも、主にどの高校(中学・大学)で出題されたか、その学校名も多数例示しました。
 このために、私は、『全国高校入試問題正解』(旺文社)を中心に、『全国大学入試問題正解』(旺文社)、『中学入学試験問題集 国語編』(みくに出版)などを、これでもかというくらいにチェックしました(いずれも、主に最新版)。


 この12ページがあればこそ、子どもたちは救われます。

 やるなら、ここまでやれ。
 絶対に、「かゆいところに手が届く」本にしろ。
 これが、私が自分自身に下した命令です。
 そして、私は見事に遂行しました。その命令を。
 あとは、みなさんの手元に届く日を待つばかりです。
 
FAQ

  1. 「高校受験」とありますが、小学生・高校生でも使えますか。


    タイトルには「高校受験」と書かれていますが、小学生・高校生(あるいは大人)でも十分に使えます。
    論理の習得に、学年・年齢といった枠組みは本来関係ないのです。
    実際、ふくしま国語塾では、全く同じ問題を小学生・高校生に与え、十分な手ごたえを得ています。
    疑う方は、書店で手にとってみればすぐお分かりになるでしょう。
    なによりもまず、あなたご自身にとって「目からうろこ」、納得・驚き・感動の連続になるはずですから。
     

  2. 長短の素材文について、「出典」や「作者名」等が一切書かれていませんが、なぜですか?


    ひとつ残らずすべて、福嶋のオリジナル文章だからです。
    誰かが書いた文章を引用して素材にしたようなものは皆無です。
    この問題集は福嶋の「著書」ですから、各ページ内であらためて筆者・作者の名前を書く必要もありません。