『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集 2 』 特設ページ
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2013年3月22日発売
160ページ
 第一弾 『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕』 とくらべて、どこが新しいのか

  この本の特長(巻頭解説全文)

  目次 及び「新しさレベル」

  F A Q
  
この本の特長

~巻頭解説全文(ここから)~

国語力とは何か?

「国語力って、何ですか?」
 こう問われたら、あなたは何と答えますか。
 読む力(読解力)?
 書く力(作文力)?
 話す力(対話力)?
 世間では、このようなもっともらしい表現で、「国語力」が説明されています。学校から渡される通知表にも、こういった言葉が平然と書かれています。
 しかし、もう少し考えてみてください。
 では、読む力とは何ですか?
 では、書く力とは何ですか?
 では、話す力とは何ですか?
 いずれの問いにも、明確な答えは出ません。と同時に、それらの違いを明らかにすることも、できないでしょう。
 それもそのはずです。
 そもそも、読む力も、書く力も、話す力も、存在しないのです。それらいずれもが、実は、たった一つの同じ「力」を意味しているのです。
 それはズバリ、「論理的思考力」。
 私達は、論理的思考力を使って読み、論理的思考力を使って書き、論理的思考力を使って話します。
 論理的思考力こそが、「国語力」の実体です。
 論理的思考力は、いわば太陽のようなものです。
 それが機能するとき、初めて、惑星が回り始めます。
 惑星とは、いわゆる書く力であり、読む力であり、あるいは、対話力です。
 太陽が中心で輝いていなければ、これらの惑星は、輝きません。死んだも同然です。逆に、論理的思考力という太陽が輝いていれば、すべての惑星は、自動的に生き生きと輝き出します
 国語力を伸ばしたい――。その切なる願いをかなえるには、論理的思考力を伸ばす以外に、道はありません。


論理的思考力とは何か?

 論理的思考力は、次の「3つの力」で構成されます。

「言いかえる力」……同等関係(抽象・具体の関係)を整理する力
「くらべる力」……対比関係を整理する力
「たどる力」……因果関係を整理する力

 9、49、81の各ページで、それぞれをシンプルに図解しています。まずはそちらをご覧ください。

 さて、右の「3つの力」それぞれの説明に共通する言葉は、何でしょうか。
 それは、「整理」という言葉です。
 そこで、次のように定義することができるでしょう。

 論理的思考力とは、「整理力」である。

 自己の中にある断片的な、あるいは漠然としたイメージや思いを、言葉によって整理して、アウトプットする力。
 他者から発せられた断片的な、複雑な、あるいは混沌としたメッセージを、言葉によって整理して、インプットする力。
 これらを、また別のひとことで表現するならば、「単純化力」と言ってもよいでしょう。
 整理し、単純化する力。
 それが、国語力であり、論理的思考力なのです。

 国語で成績が伸び悩むというのは、要するに、整理できていない、単純化できていないということです。
 国語でつまずいたら、いつも自問すべきです。
 自分の書いた文章は、まだまだ「整理」されていないのでは? まだまだ「単純化」が足りないのでは? ――などと。
 この問題集は、とことん、整理力を磨きます。
 とことん、単純化力を高めます。
 そうやって身に着けた論理的思考力は、国語の成績を伸ばしてくれるのはもちろんのこと、他の全ての教科の基礎となり、さらには、長い人生を支える基盤として、一生の宝になることでしょう。
 

第一弾 『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕』 とくらべて、
どこが新しいのか?

 この本は、爆発的ヒットとなっている『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕』(大和出版)の、第二弾です。
 これまで私は、多くの読者から「早く第二弾がほしい」という要望を受けながらも、あえてそれを書かず、アイデアを蓄積してきました。
 国語塾での授業を日々重ねるたびに痛感する、「ああ、こういう練習問題があったらいいのに! しかし、どこにも売っていない! 早く作らなくては!」という思いを、ためこんできました。
 小出しに公開するのではなく、しっかりとした「体系」として整うまで、待っていたのです。

 この問題集は、満を持して放つ、国語力の「新体系」です。
 第一弾の問題集をお持ちの方は、ぱらぱらと中身をめくって見くらべてみただけで、その新しさにすぐ気がつくでしょう。

 では、いったい何がどう新しいのか?
 今回の問題集の目玉とも言える内容を、いくつか紹介しましょう。

言いかえる力の〈目玉〉

――「比喩トレーニング」22~29ページ――
 これは、長文読解に頻出する「比喩表現の説明問題(言いかえ問題)」に打ち勝つための〝トレーニング場〟です。
 この手の設問は、中学入試・高校入試・大学入試センター試験、そして東大入試に至るまで、あらゆる読解問題に必ずと言っていいほど登場します。
 他者の言葉を理解するということは、それを別の水準の(抽象的な、あるいは具体的な)言葉で言いかえられるということを意味します。
 その力を確かめようとするのが、比喩の説明問題です。
 しかし、そのための練習をいちいち長文読解で行っていては、時間がいくらあっても足りません。
 そこで、比喩を言いかえる部分だけを取り出して練習してしまおうじゃないか、というのが、このトレーニングページの発想なのです。

 第一弾の問題集では、「ことわざを言いかえる」という問題が4ページあり、それがこの「比喩の言いかえ練習」になっています。
 しかし、今回はその「ことわざ」という枠組みを外して、より一般的な内容にし、ボリュームを8ページに倍増し、かつ、出題のバリエーションを増やしました。
 
くらべる力の〈目玉〉

――「対比の骨組み」58~67ページ――
  あらゆる文章には、「対比の骨組み」があります。
 説明的文章(説明文・論説文)だけではありません。
 文学的文章(小説・物語文)とて、それは同じです。
 こう言うと、驚く人が多いようです。
 説明文が対比でできているというのは分かるが、物語文までが対比だというのは、あまり聞いたことがない――そう思うようです。
 しかし、考えてもみてください。
 物語の作者にも、当然、伝えたいメッセージがあります。
 いわゆる、主題・テーマです。
 それは結局のところ、次の型に集約されるのです。
  A ではなく B  /  A よりも B 

 人工ではなく自然を求めよ。
 常識より非常識をとれ。
 大人になるより子どもになれ。
 友達は量より質だ。
 傲慢にならず謙虚であれ。
 画一性ではなく多様性を大事にせよ。
 物よりも心を重んじよ。等々。

 この対比の図式を明示しているのが説明的文章であり、暗示しているのが文学的文章である――両者の違いは、ただそれだけです。

 第一弾の問題集でも、「プチ小論文」などのページで、この骨組みへの意識を持つことができました。
 しかし、今回は、「対比の骨組み」という言葉をより明確に打ち出し、自覚的に使える武器として提示しています。
 さらに、それを物語文にも当てはめ、「対比的心情変化」というキーワードをスイッチとして「くらべる思考」が起動するよう、仕組まれています。


たどる力の〈目玉〉

――「むすんでたどる力」92~95ページ――
 第一弾の問題集では、「ア、だからイ、だからウ」といった一直線の因果関係しか提示しませんでした。しかし今回は、もうワンランク上の考え方を提示しています。
 それが、「むすんでたどる力」です。
 一つの結論に対し二つの根拠が必須となる場合、これを一直線の図式(および文)で整理しようとすると、ア・イ・ウの各パーツがやや複雑になる傾向がありました。これを、より単純化して提示したのが、今回の「むすんでたどる力」です。
 これが加わったことにより、複雑な因果関係を単純化するための技能がより深まることは、確実です。


総合問題の〈目玉〉

――「段落関係図」104~107ページ――
 多くの子が苦手とする、段落関係図の問題。
「関係の整理力」が論理的思考力である以上、これを乗り越えさせてあげるのも「ふくしま式」の役目です。
 段落関係図の「謎」とも言える、線の意味(縦線がどんな関係を意味し、横線がどんな関係を意味するのか)を分類・整理し、明示しました。これは、おそらくどんな問題集にも載っておらず、どんな塾でも教えていないのではないかと思います。まさに目玉、画期的な内容です。今すぐ、チェックしてみてください。



「型」が、「書けない」を解決する

 今回は、やや自由度の高い作文課題も充実しています。ちょっと難しそう――と思った方。ご安心ください。どの課題にも、「型」があります。「型」を用いれば、「書けない」という状態を脱出できます。そしてその先には、個性を発揮する場が約束されています(型があるからこそ、個性的な発想を他者と共有できるのです)。
 そして、これらの「型」は、小学生のみならず、中学生、高校生、あるいは大人にとっても、同じ価値を持っています。
 この問題集は、中高生や大人が使っても、大いに役立つはずです。
 なお、便宜上、難易度の表示がつけられています(上限はそれぞれ「六年生」ではなく、大人です)。参考にしてください。
  ★……小学一・二年生から、解くことができます。
 ★★……小学三・四年生から、解くことができます。
 ★★★……小学五・六年生から、解くことができます。
~巻頭解説全文(ここまで)~

   

目次 および 「新しさレベル」
  • 全160ページ (巻頭解説、目次、奥付を含む)
  • 新しさレベル(1~5で表示)
    • 第1弾(『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集』)とくらべてどの程度新しい問題であるかを示します。
    • 第1弾のみならず、「ふくしま式」全体を通して見ても新しい問題が多くなっています。
    • 数字が大きいほど、より新しいタイプの問題であることを意味します。コラムについても同様です。
    • ここで言う「新しさ」には、2つの意味があります。
      • 第1に、内容。「言語技術としての新しさ」。
        論理的思考の技術のうち、これまであまり明確化してこなかったものを、新たに盛り込みました。
        ふくしま国語塾における日々の授業現場から生まれた、即効性・有益性の高い技術の数々です。
      • 第2に、形式。「出題形式としての新しさ」。
        同じ能力を身に着けさせるにも、出題形式1つで習得度は大きく変わります。
        どのような出題をすると子どもたちの頭が回転し始めるのか。
        これを知り尽くしているからこそ生み出せる、芸術的なまでの出題形式です。
    • 1つの項目に2つのレベルが書いてある場合、見開きの右ページと左ページとで違いがあるということです。
1   言いかえる力(40ページ) 新しさレベル
      
  0   言いかえる力とは何か(抽象化・具体化の意味)        
  1   「抽象・具体」の基礎練習1 「つまり」「たとえば」「要するに」 2       
  2   「抽象・具体」の基礎練習2 マトリョーシカ方式 2       
  3   「抽象・具体」の基礎練習3 ひとことで言うと要するに何?     3     
  4   「抽象・具体」の基礎練習4 「というような」「などという」        
  5   心情や人間関係を図形的に言いかえる 1         5 
  6   心情や人間関係を図形的に言いかえる 2         5 
  7   比喩トレーニング1 比喩に慣れる         5 
  8   比喩トレーニング2 比喩を元の意味に戻す(1)         5 
  9   比喩トレーニング3 比喩を元の意味に戻す(2)         5 
  10   比喩トレーニング4 対比的比喩/短文読解       4   
  11   具体例のバランスを考える         5 
  12   マトリョーシカ方式を応用する1 図を文章にする       4   
  13   マトリョーシカ方式を応用する2 図と文章を自作する       4   
  14   マトリョーシカ方式を応用する3 文章を図にする       4   
  15   マトリョーシカ方式を応用する4 読解問題に活用する       4   
  16   抽象度を変えずに言いかえる         5 
  17   一文を短くする 抽象化(要約)する        
  18   複数の文を合成する         5 
  19   一文を長くする 具体化する         5 
  コラム   「主語」と「主題」/「学校文法」と「日本語文法」        
 
2   くらべる力(32ページ)
  0   くらべる力とは何か        
  1   対比型短作文1 「それに対して」「しかし」「一方」「は」      
  2   対比型短作文2 後半だけ書く・全部を書く        
  3   対比型短作文3 「~と同時に」「~ながら」        
  4   重要度の高い反対語を整理する        
  5   対比型短文読解 骨組みを引き出す1        
  6   対比型作文 骨組みを意識して書く        
  7   対比型短文読解 骨組みを引き出す2        
  8   対比的心情変化1        
  9   対比的心情変化2        
  10   対比の観点を考える1        
  11   対比の観点を考える2        
  12   相違点を見つける 静的観点から動的観点へ        
  13   価値を逆転させる        
  14   対比を武器にして文章を読み解く1        
  15   対比を武器にして文章を読み解く2        
  コラム   「分かる」とはどういうことか?        
 
3   たどる力(22ページ)
  0   たどる力とは何か        
  1   「だから」「なぜなら」「そのため」「すると」      
  2   「ため」が持つ二つの役割を理解する        
  3   急行列車と各駅停車 1      
  4   急行列車と各駅停車 2      
  5   上り列車と下り列車        
  6   むすんでたどる 1        
  7   むすんでたどる 2        
  8   パラドックスを解釈する        
  9   一般化して自問自答する 1        
  10   一般化して自問自答する 2        
  コラム   「逆説的思考」がなぜ必要なのか?        
 
4   総合問題(10ページ)
  1   文や段落の関係を図にする 1        
  2   文や段落の関係を図にする 2        
  3   総合読解問題        
  4   型を使って短作文を書く        
  コラム   指示語と接続語の区別がついていますか?        
   
      解答・解説(46ページ) 
  • 巻末付録(1ページ)
    • 接続語一覧
    • 物語文読解に活用しよう!
      ――「対比的心情変化」の記入図(空白)――

  F A Q

  1. 「小学生版」とありますが、中学生でも使えますか。中学生版は出るのですか。


    タイトルには「小学生版」と書かれていますが、中高生(あるいは大人)でも十分に使えます。
    論理の習得に、学年・年齢といった枠組みは本来関係ないのです。
    実際、ふくしま国語塾では、全く同じ問題を中高生に与え、十分な手ごたえを得ています。
    中高生版もいずれは出版すると思いますが、当分先になるでしょう。
    それを待つよりは、今回の問題集で練習することをお勧めします。

    疑う方は、書店で手にとってみればすぐお分かりになるでしょう。
    なによりもまず、あなたご自身にとって「目からうろこ」、納得・驚き・感動の連続になるはずですから。
    ただし、かといって小学生にとって難しいのかというと、そうではありません。
    小学生版と銘打っているくらいですから、当然ではありますが。
     

  2. 長短の素材文について、「出典」や「作者名」等が一切書かれていませんが、なぜですか?


    ひとつ残らずすべて、福嶋のオリジナル文章だからです。
    誰かが書いた文章を引用して素材にしたようなものは皆無です。
    この問題集は福嶋の「著書」ですから、各ページ内であらためて筆者・作者の名前を書く必要もありません。

  3. 以降随時更新